人はなぜ、トイレで思索を深めるのか。
それは、静寂と孤独と、ほんの少しのプレッシャーがあるからだ。
最近、我が家のトイレが進化した。
音声で操作できるPCを設置し、ChatGPTとも話せるようにしたのだ。
「今日の予定は?」
「この言い回し、もうちょっと面白くできる?」
そんな会話が、便器に座りながら交わされている。
両手はフリー。手を洗う前でも操作OK。
しかも密室だから集中力が段違いだ。まさに“籠城戦”だ。
そして、トイレのもうひとつの重要な側面。
それは「踏ん張る」こと。
あの静かなる闘志。
「っ……ぅぉ……!」
声にならない声。
決して人には見せられない、だが全人類に共通するあの瞬間。
そのとき、脳内には一瞬の閃きが走る。
メールの返信案、ブログの構成、次の企画──
排出と同時に、アイデアも流れ出ていく。
そう、これは単なる排泄空間ではない。
情報と感情を浄化し、再構成する“再起動の部屋”なのだ。
AIも人間も、孤独な個室の中でこそ、真の対話を始める。
次にあなたがトイレに座ったとき、ただスマホをいじるだけではもったいない。
あなたの思考も踏ん張りも、未来を変える力を持っている。


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